水溶液減薬の方法

今回は水溶液減薬の方法についてご紹介致します。先に正直に書いておきますが私自身は水溶液減薬は本記事執筆時点では行った事がなく、一気断薬と通常のピルカッターによる8分の1カットまでの減薬の経験しかありません。しかし、断薬サイトとして減薬方法を調べられる方が多いため、ここに水溶液減薬の方法を記録しておきます。

水溶液減薬とは?

水溶液減薬(水溶液タイトレーション)とはその言葉通り、抗不安薬を水に溶かして、そこから一部を抜きとり、残りを飲むものです(後半になると抜き取った方を飲む用に使用。この辺はやりやすい方で構いません。例えば95%の減薬まで進んでいる場合には5%分を抜いてそれを飲めば良いわけですので)。

抜き取る量を少しずつ調整して最後に完全断薬へと持っていきます。ピルカッターなどによる減薬に比べ減薬量を微調整できる強みがあり、強烈な離脱症状をできる限り防ぎたい場合にはこちらの方法を強くお勧め致します。私自身もう一度断薬をするのであれば、確実にこの減薬手法を取り入れると思います。

水溶液減薬に必要なグッズ

この減薬方法では極めて正確な容量計算が必要なためそのために下記のようなグッズが望ましいと言えます。

※下記は分かりやすくするためにAmazonアフィリエイトを利用して画像を使用しておりますが、購入される際には商品を良く確認し、自己責任にて購入して下さい。何か問題が起こりましても当方は責任を取れません。

100mlのメモリがあるコップ(軽量カップ等)

上記は一例ですが100mlの目盛りがついた軽量カップです。1%刻みの減薬をする場合には100mlのものが計算しやすくてベターです。ご自身の考え方でこの辺の量は決めて下さい。

シリンジ(注射器)

こちらも一例ですが目盛りのついたシリンジ(注射器)です。こちらは細かく減薬量をはかるため軽量スプーンなどではなくシリンジを使う事をお勧め致します。高い商品ではないので特に問題はないでしょう。

水溶液減薬の方法

上記のグッズを使用した水溶液減薬の方法(一つの参考例)をご紹介致します。

  1. 軽量カップに100mlの水を正確に入れます。
  2. 減薬したい薬を軽量カップの水の中に入れます。数分すると溶けてきますのでそれをかき混ぜます(もちろん自分で砕いて溶かしても可)。なお、薬によっては溶けにくい薬などあるようですので、自分なりに溶かし方など工夫をすると良いでしょう。薬そのものが水の中に見えなくなるまで溶かして下さい。
  3. シリンジで減薬したい量を正確にはかってビーカーから抜きとります。なおこの際、薬の粉がビーカー下部に沈殿したりしていないかを必ず確認して下さい。きちんと溶けていない場合には意味がありません(そういう場合には右回しと左回しを交互にすばやくかき混ぜると溶けやすいです)。例として1%の減薬をしたい場合には100mlの1%である1mlを抜き取る事になります。
  4. 軽量カップに残った水溶液を飲みます。

水溶液減薬の注意事項

減薬期間をじっくりと取るのは断薬の基本です。そのため、例えば1%減薬で行う場合、99%の水溶液を1週間続けて飲んで様子を見て、離脱症状など問題がなければさらに抜き取る量を増やしていくというように行います(この期間はサンプルで人や状況で変えていきます。体調の変化は杓子定規では判断できませんので)。

ここで重要なのは、今までよりも少ない分量のベンゾジアゼピン系抗不安薬を体内に入れる事に徐々に慣れさせる事です。毎日のように量を減らすような急ピッチな事は離脱症状のリスクが大きくなるのでお勧め致しません。

当然ながら後半は飲む量の方が少なくなりますので抜き取った方を別の入れ物に入れて飲んでももちろん構いません。

上記の減薬量例(1%減薬)の場合、1週間で1%の減薬量となりますので100週で0になる計算です。1年は52週ですので、この数値通りに減薬が綺麗に進めば2年近くかかる事になります。個人的には減薬期間を急がずとにかく安全に調整するのが良いと思っています。

但し、減薬・断薬ともに計算通りに進むものではありません。これはあくまでサンプルに過ぎませんので体調を考えて進めて下さい。小刻みに行う方が離脱症状のリスクが減るのは間違いないでしょう(但し軽量が面倒になる)。時として離脱症状が強くでた場合には減らしたものを少し戻す事もあるかもしれません。とはいえ、完全に離脱症状をなくす方法は分かりませんのでこの辺はやってみなくては分かりません。

早く終わらせようとせずに、じっくり自身の体調を見ながら微調整を行って下さい。機械的に1週間に1%を厳守する事もありませんし、100%守るべきルールがあるわけでもありませんのでご自身でそのペースを決めて下さい。

繰り返しますが、当方は水溶液減薬の経験がございません。サイトの特性上、サンプルとして方法をご紹介させて頂きましたが、貴方がこの減薬手法を実施する場合には当方は一切の責任を負いませんのでご了承願います。今回の記事は私がいろいろな方の水溶液減薬の方法を拝読した上で、次回私が減薬をやるならこのようにやるというものを紹介しています。

You Tubeにていろいろな方が「水溶液減薬」の動画を公開しています。そちらもあわせて参考にして頂ければと思います。いずれを参考にされるにしましても、全て自己責任にてお願い致します。