いろいろな断薬の考え方があるという事

今回は断薬の考え方について書きたいと思います。この断薬日記を隅々まで読んでいる方にとってはご存知の通り、この断薬日記は私の二回目の断薬の日々を「苦しさを数値化」して記録した断薬体験記です。

断薬中はそれほどは他の方の経験談を読んではいなかったのですが、断薬を終えた今たまに読んでみると様々な断薬の考えがあるのだなと思うわけです。

今回はそれについて思う事をいろいろ書いてみようと思います。

減薬期間について

二回の減薬経験から断言できる事があります。私の減薬期間は1回目がなし(馬鹿ですよね^^;)、2回目が4か月です。4か月もあれば十分だろうと思っての2回目でしたが、本日記を読めばわかるように離脱症状が長くつらく地獄のようでした。

というわけで断言できる事として、減薬はとにかく時間をかける事と今は考えています。それこそ1年以上かけてやるくらいの方が安全でしょう。減薬期間を短くした事で本編である断薬期間が壮絶なものになっては本末転倒です。それならば減薬期間を長くし、服用の容量も細かい単位で小さくしていく方が良いと思います。

まさに急がば回れだと思います。

断薬を成功させるには、できる限り離脱症状が楽である事は重要な要件です。これがきついとまず断薬は成功しません。

実際今は1年以上の減薬期間を推奨する方も多くいますので、いくらはやいところやめたいと思っても焦らずにゆっくりと体からベンゾジアゼピン系抗不安薬を抜く事をお勧めします。

※あくまで今から減薬をする方についてであり、既に断薬を開始している方はそのまま自分のペースで頑張ってください。

減薬の仕方について

ノーマルな減薬の形は徐々に減らしていく形です。ピルカッターなどで半分とか4分の1とか徐々に減らしていく方法ですが、断薬成功者に多い(らしい)のが水溶液減薬というもののようです。私はやった事がないのですが薬を水に溶かしてからシリンジというもので少しずつ抜いて残った薬の溶けた水を飲むというものです。私は経験がないので詳しくはそのキーワードで検索してみると良いでしょう。

ただ、この方法は私自身は試してないものの確実に有用だと思います。ピルカッターのデメリットは薬のサイズがどうしても大雑把な所までしかいけないところです。8分の1くらいまでは頑張ればできますが、水溶液減薬ほどの細かさではできないでしょう。

減薬の目的は少しずつ体から薬を抜き、少量の薬に慣れさせることです。そのためには出来る限り細かく減薬する方が離脱症状もでにくいのではと思います。

ちなみに個人的には減薬初期にたまにみる、1日飲んで次の日は休み・・・を繰り返していく減薬はどうかなと思っています。飲んでやめて・・・を繰り返すならば、徐々に少なくの方が良いような気がします(あくまで個人的見解です)。

まあどの方法でも問題が出ない方もいますが、経験的にはちょっと怖いですね。ちなみに私のやったソフト断薬は主に断薬期間(減薬期間ではなく)にとんでもない離脱症状が出た時に少量のベンゾジアゼピン系抗不安薬を頓服で服用するものですが、これそのものは途中で頓服で飲んだ事でそのあとひどい目にあったという事は経験上はありません。

ただ、絶対的に楽な断薬はどれとは言えないかなと思っています。

離脱症状について

離脱症状はどんなに細かく減薬をしたとしても出る時は出るものだと思っています。減薬をする事でこの離脱症状が比較的楽になるとは思いますが、完全に出てこないかどうかはやってみなくてはいけません。少なくとも私の4か月程度の減薬では下記のページにあるような離脱症状が出た事は事実です。

★参考:時期別離脱症状一覧表(1~5か月目)

上記ページの左側にある項目は断薬開始から15か月目までに出た離脱症状です。全部でなんと31種類もあります。いやはやすごい数ですよね。これが同時に複数、あるいは時を変えて出てくるわけですから本当に嫌になってしまいました。

いろいろな方の話を聞く中で多くの方に出ていると感じた離脱症状は以下のものです。ちなみに頭痛や吐き気などのありがちなのは書いていません。書くまでもないくらい普通に出るためです。

  • 聴覚過敏
  • 集中力の低下
  • 眩暈
  • 睡眠障害
  • 耳鳴り

これらに悩まされている方は結構多い気がします。

抗不安薬について

この抗不安薬そのものについての考えは断薬者でもかなり異なると実感します。もはや「悪いもの」という位置づけでとにかく断罪する方もいますし、それを処方した医師を憎んでいる方もいます。その逆に私のように頓服で飲む形(つまり依存しない飲み方)なら許容する者とに分かれると思います。

もちろん私は頓服では飲むのは容認していますが、これは私のもつ社会不安障害(現社交不安障害)という病気のためでもあります。この病気の症状が強く出そうな時だけ頓服で飲んでも良いと自分に言い聞かせていますが、それでも飲むのは年にほんの数回しかありません。そのためその後にきつい離脱症状で困るという事もありません。基本は飲まない、しかし予定の関係で飲む方が無難に行ける時だけソラナックスを飲んでいるだけです。

まとめ

断薬というのは100%の正解の存在しないものです。減薬なしの一気断薬でも何ともない方がいる反面、長々と減薬をしても離脱症状で苦しむ方もいます。

貴方自身の性格などを照らし合わせてみて、貴方ならどういう方法が自分にあっているか、あるいは納得できるかを考えてみると良いでしょう。

私は性格的に4か月の減薬期間でももどかしいと感じていました。せっかちな方は良いと分かっていても年単位の減薬はなかなか出来ないのではと思っています。ただ、最後の目的である断薬成功について言えば、離脱症状のきつさこそが全てを決めると言っても過言ではないでしょう。

長期にわたるきつい離脱症状に耐える自信がなければ、よりベターである長期の減薬期間を設ける事が得策だと思います。

貴方の断薬が比較的楽に終わる事を陰ながら祈っております。