ソフト断薬の具体的な考え方

あけましておめでとうございます。

断薬中の方には正月も不安な事と思いますので、こちらのブログは予約投稿ではありますが休まず更新をしたいと思います(とはいえ、断薬が終わっている身ですのでいつまで続けるかは私にも分かりません^^;)。

そもそもソフト断薬って何?

ソフト断薬というのは断薬用語ではないと思います。私が断薬中に勝手に命名したもので、他にも呼び名はあるかもしれません。

その中身は断薬中に少量だけ頓服としてベンゾジアゼピン系抗不安薬の服用を「自分に」認めるというものです。なぜこういう事を考えたかと言えば、断薬を一回挫折した経験からです。

1回目の断薬中は挫折するか離脱症状に耐えるかの二択しかなかったと今でも記憶していますが、2回目の断薬時はもっと柔軟にやっても良いのではないか?と考えたのです。そもそもそれを認めるも認めないも自分だけが決定権を持っているため、他の方の断薬方法に倣う必要もないのではと思ったのです。

それに断薬をある程度続けた場合、それを無にしてまた再服用の生活に戻るのは正直物凄く勿体ないと思ったのです。断薬中の方であれば分かると思いますが、最初の2週間を耐えるだけでもすごい事なわけです。それを無にして再度やり直すというのはあまり考えたくないと思いました。頓服で少量飲んだとしても「断薬継続中である」と自分に認めてあげる事ができれば気も楽になるのではと思ったのです。

ソフト断薬のやり方は簡単です。

離脱症状がひどく、「もう無理だ!」と思った時に本来の服用量よりも少ない量を原則として頓服での服用を認めるというものです。自分の中でのルールは以下でした。

  • 飲むのはソラナックス半錠まで(最後はメイラックスの断薬でしたがソラナックスを飲んだ理由は後述します)
  • 飲んで良いのは一日一回のみ
  • 可能な限り連日は飲まない(但し、どうしてもきつい時は例外とする)

実際のところ半錠というのは効き目が出るか微妙な量だと思われるはずです。それでも断薬中という事もあり、予想以上に効き目がありました。

それに何よりも本当にきつければ1日半錠なら飲んでも良いというルールがある事で精神的にかなり楽になったものでした。飲むことよりもこちらの精神的な支えの方が私にとってはありがたかったと思います。

ソラナックスを飲む理由

最初に同じベンゾジアゼピン系の薬とは言っても作用時間と強さが異なるわけです。それについて詳しく書かれたものが以下にあります。

★参考:元住吉こころみクリニック 抗不安薬(精神安定剤)

上記ページにアクセスし、少し下にスクロールすると「抗不安薬の比較(効果の強さ)」というのがありますので、それをクリックするとページ内の該当部分にジャンプします。こちらの表をご覧ください。

これを読むと薬ごとに何に効果があって強さはどれくらいなのかが分かります。

メイラックスはその下の説明にもありますが半減期が122時間と超長時間型に分類されるものであり、長らく体に居座り、このページによると不安になりにくい土台を作るものです。ソラナックスはこれに比べると半減期は14時間とかなり短いのが分かります。ちなみに半減期とは薬成分の血中濃度が半減するまでの時間を指します。

ここで私がソラナックスを頓服で選ぶ理由はいつまでも体に居座らず、効果もデパス程は強くないためです。デパスの方が頓服としては効き目がはっきりわかるので良いのですが、その逆に薬が切れる頃の反動が大きいためお勧めしていません。デパスのソフト断薬ではかえってまた再服用を選んでしまう可能性があるとさえ思っています。

そのため、デパスよりは効果が弱いがそこそこ効き目があり半錠なら引きずりにくいソラナックスを選んでいます。ただこの点はあくまで私自身の考えですので正解でも不正解でもありません。少なくともメイラックスのような超長時間型のものはソフト断薬には向いていません。

そもそも再服用で離脱症状は治るのか?

おそらく断薬中の方が気になるのはこの点でしょう。そもそも論として抗不安薬を再服用したら離脱症状は消えるのか?だと思います。

1回目の挫折で私は再服用していますのでその時の経験で書きますと「ほぼ消える」と考えています。但し、ソフト断薬は少量のためその場合にはそこまでは実感できない事もよくあります。ソフト断薬の場合、心の支えとして作用させつつ、断薬そのものは継続するのが目的ですので完全に離脱症状が消える事を目的とはしていません。

他の惜しくも断薬を挫折した方も再服用で離脱症状から解放されたという話はよく聞きますので少なくとも再服用で何も変化が起きないという事はないはずです(但し、責任は取れません)。

まとめますと、ソフト断薬は断薬を継続するための前向きな服用です。もちろん一度飲むと断薬を諦めそうという方には向いていませんが、少量飲んでも断薬そのものは続けられる自信がある方であれば検討の余地のある手法だと私は考えています。間に半錠飲んだくらいでそれまでの断薬が全て無に帰するわけではありません。ほんの少し後退するだけです。ほんの少しの後退と完全なる撤退(=挫折)を比べて貴方がどちらを選ぶかは自由です。

少なくとも私自身はソフト断薬をしなければ2回目も挫折していたように思います。そういう意味ではソフト断薬を認めた事が私にとっての断薬成功の一つのキーとなった事は事実です。

とはいえ、何を選ぶにしましても自己責任でお願いします。離脱症状が苦しく自分が壊れそうであれば、選択肢は一つではない事は理解しておきましょう。

2019年が貴方にとって断薬最後の年になる事を応援しております。