最初のハードルは”なぜ断薬をしているのか?”

今回は断薬における最初のハードルについて書きたいと思います。ずばり私の中では「なぜ断薬をしているのか?」に明確に答えられるかどうかだと考えています。貴方はこの質問にどう答えますか?

断薬を始めるのは簡単でも続けるのは大変。

断薬を二回行った経験上(1回目は挫折)明確に言える事があります。それは「断薬を始めるのは簡単でも続けるのは大変」という事です。これは断薬経験者であれば身に染みて分かっているはずです。断薬そのものはそれこそ「やめる!」と思った時から減薬もせずに始める事もできるくらいいつでも開始可能なものですが続けるとなると「人によっては」地獄を見ます。

特に開始から1か月くらいのきつさは想像を絶する場合もあります。私は二度とも想像を絶するきつさでかなり悶絶しましたが、とにかくその日を乗り越える苦しさに悩んだものです。

まあ、前述のように減薬なしで断薬などは絶対に思いつきでもやってはいけませんが、数か月かけて減薬をしたとしてもきつい離脱症状が起こる事も珍しくはありません。稀に1週間くらいでそれほど苦しまずに「すーーーーっと」断薬が終わる方もいるようですが、少なくともそういう方ばかりでない事はネット上の口コミを見ればわかるでしょう。

これから断薬を始めようと考えている方は、長くかかる事はある程度スケジュールとして組んでおくと良いでしょう。その間は正直、仕事なども含め、まともにできない状態に陥る可能性もあります。バリバリ働いている方などは場合によっては著しく影響を及ぼしますので注意が必要です。

そんな断薬ですが、絶対に乗り越えなくてはいけないハードルがあります。それは「なぜ断薬をしているのか?」についての自分なりの回答をきちんと持ってくと言う事です。

貴方はなぜ断薬をしているのか?

さて、ここで改めて考えて頂きたいのです。

「貴方はなぜ断薬をしているのでしょうか?」

こんな簡単な質問ですのですぐに答えられるかもしれませんが、この理由が曖昧だと断薬がうまくいかない可能性があります。そうですね、例えば「薬をもう飲みたくないから」程度だと正直弱いです。この理由ではきつい離脱症状に襲われた時にはあっさりとリタイアしてしまうかもしれません。

意思がかなり強いと自負している私でさえこの断薬日記を最初から読んでいただければ何度も挫折宣言をしているのが分かるはずです。それくらいきつい場合もあるのです。

そういう時に断薬を続けられるかどうかは、この「なぜ断薬をしているのか?」に明確な答えを持っているかどうかが大きなポイントとなってくるのです。やめる理由が明確であり、それが断薬する事でしか手に入らないものであればあるほど、断薬は成功しやすいと思いますしきつい離脱症状に襲われても耐えきれる可能性が出てきます。

断薬は私の中では短期的には「たった1日の我慢の積み重ね」です。つまり何年もの断薬期間であっても全てはその日1日を耐えられるかどうかだと考えています。理由は寝て次の日になれば体調がそこそこリセットされる事もあるためです(あくまで朝の時点であり、夕方もそうとは言いませんが・・・)。

この1日を乗り切る時に明確な目標や理由がある方はやっぱり強いと言う事になります。なんとなくやめたいとか、とりあえずやめておきたい・・・などのようなものであればかなりの確率で挫折しますので、断薬を今から開始しようと考えている方はもう一度自分に問いかけてほしいのです。

貴方の断薬理由を書き出して壁にはろう

断薬中は何度も挫折という言葉がよぎります。それくらいきつい場合もあるわけですが、そういう時に少しでもモチベーションを上げるためにも、ベンゾジアゼピン系抗不安薬をやめる理由を書き出すなりプリントアウトして壁などにはっておきましょう。

そしていざ苦しくなった時にはこの紙を見て耐えて下さい。

せっかくなのでこのブログ記事を読まれた方は理由をここで考えてみて下さい。できれば紙に書き留めてみましょう。ここでは何を基準に書くかのヒントを紹介したいと思います。

  1. 断薬が成功したらやりたい事
  2. 断薬を成功させないとできない事
  3. 服用前にやっていた事で服用中はできなかった事

ちなみに私の目標は何度も書いていますが、趣味でやっていた作曲においてニューアルバムを作る事でした(趣味で作っているだけです)。これがとにかくやりたかった事わけです。

直接的なものとしては上記2番にあたるものが理由の一つであったのですが、具体的には保険に入るために断薬の必要がありました。保険会社に勤めている友達からその手の薬を飲んでいると保険に入れない(入りにくい)と言われていたためです。今はそういう薬を飲んでいても入れる保険があるようなのですが、その当時はありませんでした。

結果としては途中のMRI検査で脳にラクナ梗塞が見つかってしまったので保険には入れなくなってしまったのですが、かなり前から入っている保険が一つだけあったので、今はそれの保険料を切らさないようにしています。新規では都民共済さえもいれてもらえなかったです(残念!)。

話を戻しますが、強い目標があればきっと貴方の断薬はうまくいくでしょう。

断薬時には何度も「なんでこんな苦しい思いをしてまで離脱症状に耐えなくてはいけないのか?」という疑問が必ず襲ってきます。これがとにかくものすごいハードルなのです。自分の意思で即座にやめられるからこそ、挫折しやすいものでもあるのです。そういう時にやめるきっかけが弱いと挫折してしまう事になりかねません。

本気で抗不安薬をやめたい場合には、それを成功させるための大きな理由を最初に用意する事をお勧めいたします。