ソラナックスの差し替え分をもらってきました
前回ソラナックスを貰ったのが2015年5月19日でしたが(ブログ記事:「ソラナックスをもらってきました」参照)、薬を入手してからかなり経過したため先日の3月16日に久しぶりに心療内科へ行きソラナックスを貰ってきました。実に2年10ヶ月ぶりと言う事になります。
今回もまたソフト断薬用の薬の入れ替え目的です
ご存じの通り、私は約6年間抗不安薬を飲んでいましたが、元々ある社会不安障害(SAD)そのものは全くといっていいほど治っていません。そのため今もこの病気と闘っている(というかつきあっている)状況です。
その事もあり、いざと言う時のためにいわゆるお守りとしてソラナックスを持ってはいます(とはいえ忘れる事多数です。単純に他の薬も入っている簡易薬箱に入れているというだけです)。
今回久しぶりの病院と言う事で実際にソラナックスがどれだけ残っているかを確認してみました。前回もらったのが2週間分で42錠が手元にあったのですが数えたところ7錠減っていました。
しかし実際には7錠も飲んでいません。持ち運び期間が長かった事もあり薬をとり出す所が破けて捨てたものもあるため、実数は4~5錠ではと思います。しかも、半錠しか飲んでいない時もあるため(余った残りは捨ててます)実際は2~3錠でしょう。
3年近くでこの服薬量ですから以前と比べて、まさに頓服薬となった事が分かると思います。
断薬成功後の初めての病院でした
病院に行ってみて気づいたのですが、前回は断薬中でまさに離脱症状のオンパレードの時だったのですが(前述の記事を参照)、そういう時であっただけに私の前回の記事を読むと結構やさぐれた感じが出ているのが伝わりますが、今回はかなり客観的に過去と今を比べて落ちついて医師と話す事が出来たと思っています。
何というか、昔よりも抗不安薬を肯定的に捉えているというのでしょうか。
こう書くと誤解を与えそうなので書いておきますが、今みたいになれたからこそ頓服での服用に以前よりも柔軟に考えられるようになった気がします。
もちろん、頓服とは言えほとんど飲んでいないわけですが、他の一般的な症状で飲む薬のように本当にきつい時だけ飲むというのであればそれほどの悪影響はないのではと考えています。もちろん、断薬した後は一切飲みたくない方は飲まないで過ごすのが良いでしょう。気持ちと行動の間に乖離があっては効果は出にくくなると思いますので。
デパスとソラナックスはどちらが頓服として向いているか?
余談ですが、今回医師と話した時にこういう質問をしました。
「デパスとソラナックスなら頓服に向いているのはどちらでしょうか?」
と言う事です。抗不安効果は(調べた限りでは)デパスの方が強いわけですが、医師の場合にはそれよりも別の観点でソラナックスを勧めていました。
デパスは半減期が6時間、それに比べてソラナックスは半減期が14時間程度なのですが、この事からもデパスの方が結構はやく薬が切れる事が分かります。私も経験がありますが、デパスの方がいわゆる禁断症状的なものがはやく強めに出るためそこが耐えられないという事もあったわけです。
そう言う意味でもデパスは癖になりやすい薬だというのは皆さんも体感としてあるのではないでしょうか?ソラナックスはデパスのそれに比べればそういうのは弱いと言えます。
医師いわく「デパスは半減期が短い分、断薬した方が頓服的に飲んでもそれがまた癖になって飲み続ける可能性がソラナックスよりも高い」と言う事です。この点は確かに納得。
抗不安の効果はデパスには劣るものの十分な効果があるため頓服であればソラナックスの方が良いだろうという意見でした。私もデパスの方が効いた感は持っているのですが、あえてそれを選ばずにソラナックスを引き続きもらう事にしました。
次回はまた数年後に薬をもらいにいくと思いますが、少しでも社会不安障害の症状が薄れていればいいなと思うばかりです。
そして、実は今回もらいにいったのには理由があります。もしかすると近い将来私の苦手なシーンに飛び込まないといけないためです。仕事関係なので断れるものではあるのですが、これ以上逃げていると本当にSADが治せないので受けようと思っています(まだ正式依頼は来ていませんが打診は来ています)。
以前はソラナックスを頓服で飲む事にためらっていたために、投薬がギリギリになり結果としてたいして効果が出なかった事があるのですが、次はもう頓服であると自分で納得の上で効果が最もでる投薬後2時間にあわせて事前に飲みたいと思っています。
上手につきあって生きやすい環境を作れればと思っています。断薬後のこういう形もあっても良いのではというのが私の考えです。しかし、常用だけは二度としません。