断薬を振り返って記憶が強い部分

断薬時を振り返ってみて今でも思い出すとその辛さを思い出すものがあります。いわゆるトラウマなのだと思いますが、今でも思い出すという事はそれだけきつかったという事だと思います。

今回はそんな離脱症状について書きたいと思います。

強烈な記憶はやはり記憶障害でしょう

聴覚過敏と書きたい所ですが、おそらくナンバー1にきつかったのはこの記憶障害かなと思います。聴覚過敏などはいずれ治るだろうとある程度予想していた(勝手に期待していた)のですが、この記憶障害だけはそうもいきませんでした。

自分の中で印象が強かった理由として、断薬してからかなり経過した12ヶ月目から突然出てきた症状でもあったからだと思います。そこから少なくとも4か月以上、記憶が消えてしまった状態で、どれくらいひどかったかと言えば、いとこの存在も曖昧になり小さい頃に良く遊んだ人の事も忘れてしまうくらいでした。

芸能人(しかも大好きな方)の名前も出てこず、元の職場の同僚の名前も当然ながら出てこないといった有様で、このレベルになるともはや恐怖しか感じなかったのを覚えています。

特に若年性アルツハイマー病の話などを聞くと、自分がそれになったのでは?と戦々恐々とせずにはいられませんでした。それくらい自分の中の記憶の多くが消え、思い出そうとしても出てこなかったのです。それが数か月続いた時点で本当に自分は終わったなと感じたわけですが、そんなひどかった記憶障害も今はたまに少し出てきますが、かなり軽減した状況になったと思います。

当時の自分ではおそらく、今の自分を想像する事などは全くできなかったと思います。それくらい絶望していましたね。

絶望レベルのものでも改善可能性はある

今でこそこのように思い出として書く事が出きますが、当時は本当に怖くて仕方がなかったのを覚えています。自分が壊れていく、この先どうなるのだろうと、それこそ断薬をして良かったのかどうかを考える事も多くありました。しかし、1年も断薬をしていると今更ひけないという意地もあり続けてきて今があるといったわけです。

この「断薬をして良かったのか?」という疑問はおそらくこの記事を読まれている今断薬中の方の中にも何度も押し寄せてきているのではと思います。

なぜなら薬を飲んでいた時は結構安定した生活だったわけですから、自分はなぜそれを捨ててこんなに苦しんでいるのだろう?と思うわけなんです。飲めばいいじゃない?というもう一人の自分が頭の片隅でささやく事もありました。本当に葛藤ばかりしていた毎日でした。

それでも続けてきて断薬をとりあえず成功させた私としては、やっぱりやめて良かったという思いが強くあります。今回の記事のようにトラウマになっている事も実際にありますが、それもひっくるめて良かったと思っています。断薬ばかりは未経験の方には全く想像がつかない世界なわけですが、そう言う事を経験できたのは良かった・・・とまでは言いませんが、人生においていろいろ考える節目になったとは思っています。

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬のようなものは飲み方や飲み合わせ、量、期間など人によってかなり違うと思います。そのため、私の経験がそのまま皆さんに当てはまるかは分かりません。

ただ、こんなに苦しまされて、年単位で離脱症状がおさまらなかった私でも今は人並み(まさに人並み=普通)の生活に戻る事が出来ました。今思えば長かったのか短かったのかわかりませんが、絶望していたようなレベルの状況でも普通になれるのだなと今は感じます。

離脱症状による苦しみは本当に想像をはるかに超えるものでした。そのため、皆さんが断薬で苦しんでいるのを単純に「頑張れ!」とは言えないのも分かっています。続けるかどうかは皆さんが決める事ではありますが、どういう決断にしても自分が納得いくような選択をして下さい。

最後に今も記憶に強くトラウマとして残っている症状をいくつか書いておきます。

  • 突然の吐き気(完全にトラウマです)
  • 動悸(これは今もたまにあります)
  • 音に過敏(超がつく神経質に。今も結構音には神経質です。意外と聴覚過敏については何故かそんなに思い出しません)
  • 言語障害(これもきつかった)

面白いものできつさとトラウマに残るのは少し違うのかなと思ったり・・・。