ベンゾジアゼピン系抗不安薬の一気断薬成功談なんか探してはダメです

ネットでいろいろと断薬関係の事を調べていると、たまにベンゾジアゼピン系抗不安薬の一気断薬の成功談を見かけます。今回はこの「無謀」について話をしたいと思います。

出来る限り時間をかけて減薬が基本です

まず、ベンゾジアゼピン系抗不安薬をやめたい時に一気にやめたいという気持ちは物凄く分かります。この手の薬をやめようと思う時というのは、一気におさらばしたいと思う方は多いと思うのですよね。私もそう思った時がありました。でも、たいていはすぐに禁断症状のようなものが出て飲まずにはいられなくなってしまったわけです。

断薬を成功させた今から振り返ってみれば一気に断薬を行うという事を考えると怖さしかありません。一気断薬で起こる身体への反応が予測不可能だからです。減薬を数か月かけてやった私でさえこれほどまでに離脱症状に苦しめられたわけですから一気断薬などは想像もつかないと感じます。

そのため、断薬をしてはやく抗不安薬から卒業したいと思うのであれば、それこそ減薬をきちんとやる事を勧めます。

たった数ミリの違いが結構大きい

さて、減薬について。偉そうに書いてはいますが、私の断薬はほとんど自己流でしかありません。医師に相談をしたわけでもなく(正確には相談しても断薬させてくれなかったわけですが)減薬の方法をきちんと調べたわけでもありません。そのため、減薬と言っても元々たいして大きくない薬をどうやって減らすのか悩んだものです。

そういう時に調べたら、専用のものが沢山売っているのに気づいたわけです。例えばこういうのです。


薬を切るグッズ(ピルカッター)ですね。実を言えば私は透明ではないものを買ったのですが、薬のサイズもいろいろなので何気に少しずれてしまったりしました。そのため、この商品のように半透明のものを買われた方が良いと思います。

例えば薬を半分に切るという時にこういうグッズを使うと楽なわけですが、少しずれると元が小さいだけに二つにわかれた薬の大きさが結構違ったりもしますので、そこは注意してほしい所です。こんなに小さい薬なのに体への影響が大きいわけですので^^;

減薬を物凄く細かくやる方は8分の1とか、かなり小さい所まで切り分けるようですが、私は最終的には大きさとしては本来のサイズの4分の1までにしたと思います。半分に切ったものをさらに半分までですね。

それくらいのサイズになると、もはや効いているのかも分かりにくい時もありましたが、それでもいざ「0」にすると物凄く効いていたんだなと思うばかりでした。それくらい完全にやめた後の離脱症状は想像の斜め上を行っていたと感じます。

断薬を成功させたい方ほど時間をかけましょう

世の中には一気断薬で何の離脱症状もなく無事に切り抜けたという猛者もいるようですが、正直、そう言う方は稀ではないかと思います。基本としては離脱症状が出る事を前提に、それを軽減させるためにも時間をかけてゆっくりと薬を減らしていき(可能であれば私の4分の1ではなく、それ以上に細かく)、常時体内に残存する薬がかなり少なくなってから完全断薬に移行した方が良いと思います。

一気断薬は「それでやめられるのであれば」理想的ではありますが、物凄い反動のために挫折した方も数多く見かけますし、そもそも離脱症状が苦しすぎるとトラウマになってしまうわけです。そのリスクは少しでも小さくする方が得策ですので、とにかく一気に断薬しようなどとは考えずに、少しずつ服用するベンゾジアゼピン系抗不安薬のサイズをピルカッターで小さくしていき、体内の抗不安薬が少ない状態に身体を順序良く慣れさせるようにして下さい。

断薬に関してはまさに「急がば回れ」の言葉通りだなとひしひしと感じる今日この頃であります^^

焦らずに頑張りましょう!

ベンゾジアゼピン系抗不安薬の一気断薬成功談なんか探してはダメです” に対して4件のコメントがあります。

  1. sayook より:

    初めて拝見いたします。レキソタンを10年も飲み続けてしまいました。MAX6mg/day、デパス1mgから、現在4mgまで自己流減薬しています。デパスは6年前、一気断薬でした。酷い離脱状態だったのを思い出しました。先日から風邪を引いており、内科で抗生物質をいただいたのですが、これが、レキソタンとの飲み合わせが悪く、不眠、動悸で死にそうでした。昨夜、レキソタンを1mg追加し、ようやく3時間程度眠れたものの、今は、酷い離脱状態です。主治医にこのことを今日伝えに行くと、「レキソタン、全部止めたら?」と耳を疑うお言葉。とりあえず、ステイで様子を見させていただきたいとお伝えしてきました。一気断薬は後遺症が酷いし、働きながらの減薬なのでダメだと伝えると、早く苦しみが終わると言われ、
    ショックを受けています。とにかく症状が落ち着くことを祈ります。勉強になりました。ありがとうございました。

    1. 気がつけば管理人 より:

      sayookさん、はじめまして。
      レキソタンを10年と言う事でなかなか長い服用期間のようですね。
      デパスの一気断薬経験者と言う事でさぞきつい離脱症状であったと思います。
      世の中には幸運にもほとんど離脱症状が出ない方もいるようですが、私が見る限りそう言う方の方が圧倒的に少ないように思います。
      昨夜は不眠と動悸が出たという事で私も経験した事ですのでその焦りと辛さは良く分かります。そのまま心臓が爆発するのでは?というくらい自分が揺れている(大地震のごとく)のだと思います。

      しかし、主治医も凄い事を言いますね。一気断薬をいきなり勧めるとは、さすがに離脱症状をまともに信じていない方の発言だなと思いました。
      基本的にこの手の薬は麻薬と変わらず禁断症状が出るというのが私の認識ですので、離脱症状を完全に我慢できるのであれば一気断薬でも何でもOKだと思いますが、おそらく医師は離脱症状の凄さをまともに体感した事がないのだと思います。体験していたら一気断薬など恐ろしくて勧める事は到底出来ません。
      少しずつ体内(脳?)に残存している薬の量を減らしていき、それに体を慣れさせ(順応させる)最後には断ち切るというのが私の経験上は良いと考えています。
      苦しみが大きいとそれだけ挫折のリスクも高まりますし、それこそトラウマになってしまいますよね。
      減薬をした私でさえとんでもない離脱症状に年レベルで苦しまされましたので。

      なお、このサイトにある情報が全て正しいとは言いませんが、経験としてこうすれば良かった、これで良かったと思う事を断薬が終わった今も書いています。
      ご自身の状況に合うと感じ、試してみても良いと思ったものは自己責任でのお願いとはなりますが、試されると良いと思います。

      はやく断薬できると良いですね。いつまでに終わらなければいけないというルールはありません。まわりに流されず、自分のペースで減薬、断薬を実行して下さい。
      まずは目の前の一日を頑張っていきましょう!

      このサイトは全記事を読んでいる方も多いサイトですので、是非、他の記事も読んでみて下さい。歩き方のページから読むのもお勧めです。

      https://danyaku-diary.com/arukikata/

      1. sayook より:

        コメントありがとうございます。眩暈や動悸は残っていますが少しずつなんとか落ち着いてきました。ゆっくり減薬を目指します。主治医にもうすぐ会うのが億劫ですが、自分や家族を守るためになんとか踏ん張ります。いろいろ読ませていただきますね。

        1. 気がつけば管理人 より:

          sayookさん、こんばんは。

          少し良くなったようで安心しました。私も動悸は今もたまに出てきますがもう気にしないくらいには何度も経験しているので時が過ぎるのを待つようにしています^^
          時間の経過とともに地道ではありますが少しずつ変化が出てくるものです。焦らずにゆっくり進めていきましょう。
          頑張ってくださいね^^

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