近くには理解者はいないと思った方が気楽です

今回はちょっと辛辣な話です。断薬中の方は私も含めてないものねだりをしてしまう「悪い」癖があります。私もそうでしたが、「自分の辛い症状を理解してくれる人はいるはず」と思い込んでしまうのです。しかし、この希望的な考えはかえって自分のストレスを増やすだけなのです。

ちなみに先に書いておきますが、別にネガティブな思考というわけではありませんので誤解をしないで下さい。前向きになるための考え方です。

理解者っぽい人はいます

最初にちょっとどぎつい事を書いてしまいましたが、これは周りの方を否定するものではありません。「理解者っぽい方」はたいていはいるのです。「辛そうだ」と言う事に共感や同情をしてくれる方と言う方が分かり易いかもしれません。そういう人に本当に理解してもらおうと考える断薬者が我が儘なのだと、断薬を成功させた今なら言えます。

断薬を経験した方であれば分かると思いますが、離脱症状は有難くない事にそれまでの人生で経験した事のない不快な体験をさせてくれます。しかも複合的に沢山の不快な症状(その多くが初体験)が来るので参ってしまうわけです。

自分でも体験した事がない症状を他人に理解してもらおうと思う方が無理な話なのです(と、今なら思います)。

断薬中の時、私はなんとか自分に襲ってきている症状を人に伝えようとしました。しかし、それまで表現した事がないような状態のため、伝え方も難しく、またそれを聞かされる方としても未体験なわけですから、リアルにこちらの辛さを実感できないわけです。

例えば私は「頭に虫が這う感覚」というのが長らく続きましたが、自分で今読んでみても笑ってしまう表現だなと思います。実際に頭に虫が這うなんて経験をした方はほとんど世の中にいないでしょうし、そもそも頭に虫がいたらすぐに「わーーー!」とか叫んで取りますよね^^。

というわけで、理解してもらおうとするのは未経験の方相手であれば無理な話と言う事を分からなくてはいけません。

私は辛くても言わないようになった

私の場合、物凄く辛い時でも人にその症状を伝えるのはやめるようになりました。伝えても期待していない回答(たいていは求めていない回答)がかえってきたり、言われたくないランキング1位の「神経質すぎるんじゃない?もっと気楽に考えた方がいいよ」というとんでもない精神論で解決しようとする方も多いためです(私の中での断薬経験者あるあるです^^)。

気のせいで済むならこちらとしても有難い事なのですが、実際にはとんでもなく苦痛なわけですから、これを言われるとたいていの方は「この人には話すだけ無駄だ」と思うわけです。結果として、これ以上無駄なストレスを受けたくないという防衛本能が働き、外に出なくなったり、人と会わなくなるわけです。

正直、心の中では「今自分に起きている症状を貴方にコピペしたら、即座に入院したいと思うはず!」と思っていました^^。

離脱症状を理解出来るのは残念ながら経験者だけです

貴方に起こっている症状を理解できるのは同じ道をたどった断薬経験者しかいないと私は思っています。このサイトに多くのコメントが寄せられますが、その方々の症状はたいていは私も経験したものであり、どんなものかも手に取るように分かります。だからこそ、具体的なアドバイスも出来るというわけですし、間違えても「気のせい」などというアドバイスなどするつもりもありません。

今回の記事で一番最初に周囲の方は理解者ではないという事を書きましたが、これは悪口ではなく仕方がない事なんです。こういう離脱症状に限りませんが、例えば大工経験がない方に大工の専門的な意見を求めたって分からないわけです。それと断薬も同じなのです。

そのため、分かってほしいと思う断薬者の方の我が儘であると私は書いているのです。

本当の意味で理解できるはずもない方に理解してほしいと望んで、それがかなわない(期待はずれ)となると、ショックを受けるという事を繰り返していては、そもそも断薬継続に対してもマイナス影響を及ぼすと考えています。だからこそ「近くには理解者はいないと思った方が気楽です」と言う事なのです。

今は有難い事にインターネットというものがあり、多くの断薬経験者の体験談を知る事が簡単に出来るようになりました。インターネットが出来る前には情報を知る方法がほぼなかったわけです。そう考えると今の時代は断薬をする方にとっては有難い時代になったと思います。

とはいえ、分かり易い情報があるか?と言えばそれもまた違うと思っています。私自身いろいろと調べましたが、体系的にデータと言えるレベルで存在するものはあまりありませんでした。そのため、この断薬日記はデータ化した情報を残そうと考えたわけです。そういう意味では多くの方に参考になると自負しています。

私がどこまで皆さんのお役に立てるかは分かりませんが、出来る限り、応援をしたいと考えています。きっと治るを信じて「今日一日」を過ごしてください。目標は今日一日だけで構いません。明日になったらまたその一日を何とか過ごせるよう頑張ってください。

応援しています。

近くには理解者はいないと思った方が気楽です” に対して2件のコメントがあります。

  1. koro より:

    その通りですね!
    実体験者において、理解者っぽいやつは腹立つだけです。

    厄介な離脱症状、呂律がまわらない
    納得です。

    ブログ掲載させて頂きます

    1. 気がつけば管理人 より:

      koroさん、こんにちは。

      どうしても断薬開始した時には周囲の友人や家族に相談してしまうのですが、離脱症状を理解してもらうのは正直難しいのであまり期待しない方が良いかなと思っています。
      理解されない時のストレスは結構大きいですし、そもそもストレス耐性も下がっているのでちょっとした事でイライラしてしまいますからね^^;

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