断薬の成功と失敗を分けるのは紙一重の判断です

今回は断薬の成功と失敗の境目について書きたいと思います。私は断薬については失敗と成功を一度ずつしています。その経験から断薬の成否を決めるのは紙一重の判断だと考えています。

断薬失敗の思考回路

他の記事でも似たような事は書いていますが、全記事を読まれている方はほとんどいないと思いますので重要な点は今後も含め、繰り返し書いていきたいと思っています。

結論から言えば、成功と失敗はほんのちょっとした判断の違いによるものと感じています。その判断はまさに「もう辛くてダメだから無理」と決めるタイミングの違いだと言えます。

まず私が失敗した「第一次断薬(?)」の時の気持ちを書いてみます。下記のような思考回路でした。

  • こんなに辛い症状には出会った事がなくて無理
  • こんな思いをしてまで薬をやめる必要はあるのだろうか?
  • これがいつまで続くのか不安

おそらく断薬に苦しむ方も似たような思考回路に陥るのではないかと考えています。私のサイトにコメントを書かれる方も「今続いている症状はいつ治るのか不安」というものがとにかく多くあります。離脱症状経験者なら分かると思いますが、終わりの日が決まってない辛さというのは精神的にかなりダメージが大きいのは間違いありません。

断薬成功と失敗の分岐点

先ほどの思考回路を一つずつ見ていきます。断薬に成功したからこそ見えてきた事でもあります(失敗の時はこれから書く事に気づけませんでした)。

一つ目の「こんなに辛い症状には出会った事がなくて無理」ですが、これはもう身体的な辛さが想像の範疇を超えていたために耐える事ができないといういわば「根負け」の状態です。この状態が何回か訪れる事でリタイアを決めたわけですが(13日目で断薬挫折)、それまでの経験でその後がどうなっていくかが皆目見当がつかないという事もあり不安感が勝ってしまったわけです。

経験した事のある症状(例えば、腹痛や眩暈等)であれば何とか耐える事は出来るのですが、それまでに経験していない症状がいくつも複合的に重なったため、それらを意識レベルで克服できなかったと考えます。いわば恐怖に負けた状態だと言えます。

成功した今ははっきりとこう言えるのです。

その辛い症状は一度寝て起きるとすっかり楽になっている事もあり、治らないまでも軽減している事もよくあります。つまり、その辛さは24時間続くものではないという事なのですね。少しでも次の日に楽になっていれば、ある程度気持ちはリセットできますので、そこからまた頑張ろうと思えるわけです。

私が失敗した時はそれが「次の日も同じレベルで続くに違いない」という意識だったわけです。そのため、こんなのには耐えられないという事で挫折をしてしまったわけです。

*加えて断薬実行者にありがちな「1か0」の判断ではなく自分にソフト断薬という選択肢を認めた事がとにかく大きな成果だったと思っています。この判断については今でも自分を褒めたいと思っています。詳しくは「ソフト断薬はなかなか良いかも?」を後ほどお読みください。

二つ目の「こんな思いをしてまで薬をやめる必要はあるのだろうか?」については自分だけでなく第三者からの言葉によってももたらされる心理状態です。

離脱症状が苦しいとふと考える事があるのです。

「なんで私はこんなに辛いのに我慢しているのだろう?薬を飲んでいた時は結構楽だったのに、それを捨ててまでなぜ?」

このようにベンゾジアゼピン系抗不安薬を飲んでいた時の体調と離脱症状を比べてしまうのです。薬を飲んでいる時の方が断然楽だったわけですから、こういう疑問が出てきて当然と言えるでしょう。

また、離脱症状の辛さを他の方に話すと多くの方が「それは薬を飲むべき」というアドバイスをくれるのです。それもあり、断薬をして辛い症状に耐える事への疑念が湧いてくるわけです。

これについては成功した今はこう考えています。

確かに薬を飲んだままの方が楽なのは間違いないと思います。ただ、やめてみて思うのはこんな離脱症状を長らく起こすようなリスキーな薬をさらに何年も飲み続けていたら私の脳はどうなっていたのだろう?と言う事なのです。もちろん私は医者ではないですから、結果としてどうなったかは分かりませんが、今は飲み続けなくて本当に良かったと思っています。

また、「薬を持ち歩かないでも気にならない状況」になった事はとにかく有難いと思っています。投薬中は意識として薬に生かされていると思っていましたので。

最後に三つ目の「これがいつまで続くのか不安」ですが、これはもう終わりが見えない事から来る不安感ですので誰もが感じる事でしょう。

これも成功した今ならこういう事が出来ます。

「いつ終わるかは分からないけど、必ず終わる」

と言う事です短い方は短いですし、私のように3年程度(あるいはそれ以上)かかる事もありますが、それでも本当に辛い時期というのはその全期間ではありません。そして、半年くらいを超えると日の経つのはかなりはやく感じるようになります。1年を超えたらその後は本当に早いです。気持ち的にも辛いのは最初の数か月ではないかと思います。そこさえ乗り切れば後に来る症状は経験済みのものが多いため我慢できない事はないのです。

紙一重の判断で誤らないようにしましょう

上記に書きましたように、断薬に成功するかしないかは、迷った時に早急にやめるという答えを出さずに「1日」程度待てるかどうかにかかっていると私は考えています。

もし断薬を成功させたいならば、即座にやめるという判断をせず、まずは寝て次の日まで待ってみて下さい。たいていの場合、前日の辛さと同じレベルと言う事はありません。

そして、待てるなら「2日」待てばたいていの症状は辛かった時とは明らかに変わっていたりします。

もちろん個人差がありますので、確実にそうだとは言えませんが、迷った時は以下の言葉を思い出してほしいと思います。

「とりあえず、今日一日頑張ろう!」

と言う事です。この考えは長くても24時間という期限が見える分、気持ちがが楽になるのです。

辛いその日にやめるのではなく、その日は我慢して次の日に冷静になってから考えると良いでしょう。どんなに辛い日が続いても必ずや楽になる日は訪れます。自分との戦いではありますが、耐えた分の納得行く人生が待っていると信じましょう!

なお、あわせて「断薬成功の秘訣」もご覧頂くと成功が近づくはずです。

頑張りましょう!

断薬の成功と失敗を分けるのは紙一重の判断です” に対して2件のコメントがあります。

  1. hamu改めkoro より:

    こんにちは。その通りですね。
    本当に分かりやすいですよね。
    ブログに添付させて頂きます。

    1. 気がつけば管理人 より:

      koroさん、こんにちは。

      ありがとうございます。この記事に書きましたように断薬に成功するしないは本当に紙一重だと思っています。

      挫折する方の多くが成功への切符をつかんでいたと思っています。とはいえ、はじめての症状のものは辛いから、なかなかこういう心境にはなれないのものですが・・・。

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