どんなに断薬経験者の日記を読んでも離脱症状は想像できない

今回は断薬によって起こる離脱症状について書きたいと思います。抗不安薬を飲んでいる方で「そろそろ断薬をしたい」と思う方はかなりの確率で断薬についての日記やブログを探すと思うのです。経験がないため、噂で聞く離脱症状がだいたいどれくらいで終わるのかを目安としてでも知りたいというのがあるでしょう。しかし、残念ながら読んでも理解しにくいのが離脱症状だと私は考えています。

離脱症状には言葉にするのが難しいものもある

最初にお伝えしたいのが、離脱症状の中には言葉で説明するのが難しいものも結構あるのです。人生において、腹痛や頭痛、吐き気などはたいていの方が経験していますので想像できないわけはないと思うのですが、私自身が経験した症状の中でそれまでに経験した事がないものはかなりありました。

例として時期別離脱症状一覧をご覧ください。

時期別離脱症状一覧表(11~15か月目)

ここにあるものは全部ではありませんが、私の断薬生活時に結構大きな影響を及ぼしたものです。断薬してから11~15か月目の表ですので、真ん中くらいまでの症状については全く出ていないものもありますが、この中で私が想像していなかったもの、想像以上だったものを上から挙げたいと思います。

  • 集中力の低下(想像以上)
  • 脳のふるえ感(新たな体験)
  • 動悸(想像以上)
  • 聴覚過敏(新たな体験)
  • 睡眠障害(想像以上)
  • あごの震え(新たな体験)
  • 記憶障害(新たな体験)
  • 言語障害(新たな体験)
  • 瞼の痙攣(新たな体験)
  • 歯を食いしばる(想像以上)
  • 顔面の痙攣・不随意運動(想像以上)
  • 血管のドクドク感(新たな体験)
  • 耳鳴り(想像以上)
  • 頭を虫がはう感覚(新たな体験)
  • ストレス耐性の低下(想像以上)
  • やる気がでない(想像以上)
  • 計算力の低下(新たな体験)
  • 理解力の低下(新たな体験)

上記表から、想像以上と新たな体験を抜き出すとこんな感じでした。新たな体験のものはそれまでの長い人生で経験した事がなかったので、伝えるのも難しく想像もできなかったものでした。

個人差はありますが、イメージと違うのは覚悟すべし

これらの症状は個人差があるので全くでない人もいます。そのため、不必要に恐れる必要はありませんが、その反面、もし出たら想像以上のレベルまでひどい時もあります。とはいえ、(想像以上)のものは基本的に軽いものは経験があるので、何とか耐える事は出来ると思います。集中力の低下などは辛いというのとちょっと違いまして、自分が「ダメ人間」に感じて仕方ないのですよね。そういう気持ちの方が強く感じるかもしれません。この状態の時に医師に見せると「鬱だね」と言われるのであまり見せない方が良いタイミングだとは思っています。

怖いのは(新たな体験)がどれくらい出てくるかだと思います。いずれもほぼ今は出てない状態ですが、私自身が経験した中でもう一度出たら本当に嫌だなと思うのは下記の症状でしょうか。

  • 聴覚過敏
  • 記憶障害
  • 言語障害
  • 計算力の低下
  • 理解力の低下

どの症状が不快かというのは正直、人によると思うのですが、私は上記の5つは特に嫌でしたし、二度と経験したくないものではあります。睡眠障害などもきつい事はきついですし、何か月もまともに眠れないのですが、私は結構開き直っていましたので、眠れないならその時間を有効に何かするか!って思っていました。要は気の持ちようでそういう症状への気持ちは変わってくるのですよね。

ただ、前向きな私でも上記のものは嫌でした。その理由は聴覚過敏は行動そのものが極めて制限されてしまった事もありますし、生活する上で当たり前の音が脳に突き刺さるようになるためです。音についての症状は正直ノイローゼみたいになるので私の場合にはきつかったです。

記憶障害や言語障害は意識がはっきりしている中で出るので、恐怖を感じるために嫌でしたね。このままアルツハイマーになるのでは?と本気で心配したりもしました。計算力の低下などもこの流れでしょう。二けたの算数になると考えないと答えが出せないのです。二けたですよ?笑いますよね^^;。

安心して下さい。ほとんどの症状は気にならなくなります

どの離脱症状が誰にでて、どれくらい続くかと言う事は人によって本当に差があります。ただ、一つ言える事はこのブログを通してコメントを書かれていた方も含め、皆さん、最後には楽になっています。

コメントに返信をしていて本音では「この人は近い将来挫折するかも…」と考えていた方もなんだかんだ、その数か月後には治っていたりしました。私の言葉を信じて断薬を続けて離脱症状に耐えてくれた結果ではあるのですが、正直、そういう克服した方の声を聞くのは本当にこのサイトをやっていて良かったなと思える瞬間なのです。

私自身も上記の症状はほぼ出ていません。あえて言うなら今も残っているのは下記の症状かと思います。

  • 動悸(たまに出ます)
  • 音に神経質(聴覚過敏というものではなく、当時のストレスが残っているのかと思います)
  • 記憶障害(たまに)
  • 言語障害(たまに)
  • 頭を虫がはう感覚

ここに書いたのは「あえて言うなら」というものであります。完璧に治ったとは言えないものですね。とはいえ、気になるレベルではないので個人的には「老化」と言う事にしています^^。参考までに断薬から4年1ヶ月26日経過しています。もうこのレベルだと離脱症状云々と意識する事は全くありません。

加えて参考までに「あんなに苦しんだのに今は嘘のように治っている」のが下記でしょう。

  • 頭重・頭痛
  • 睡眠障害
  • 食欲不振

特に睡眠障害は思い出せないくらいに「超」がつく程の快眠です。目をつぶれば3~5分で眠れると思います。それくらい快眠で朝まで覚醒する事もありません。当時は何度も覚醒して起きていましたが、今は一度寝たら次は目覚ましの音で目覚めるという状態です。

長々と書いてきましたが、もし貴方が断薬をする場合、残念ながら想像できる離脱症状ばかりではありません。そして、そういう未知の症状に出会うと余計な不安を感じるものです。しかし、私の経験上は断薬後に出る症状のほとんどは、離脱症状であると考えています。それらの継続期間には違いはあるものの、放置しておけばいずれはほぼ消えるか気にならない程度まで治るためです。

ですので、どんな症状が出ても焦らずに落ち着いて耐えるようにしましょう。

*あくまで個人的見解のため、当サイトを参考にする場合には自己責任にてお願いいたします。当然ながら離脱症状とは全く関係のない病気がそのタイミングで出てくる可能性もありますので、心配な症状が出たら精密検査を受けるなどした方が良いでしょう。