離脱症状の不快度を1年半分グラフ化しています
新サイトに移行したばかりと言う事もあり、ブログ時代は少し放置気味でしたが、久しぶりにきちんとした記事を書いてみようと思います。当サイトの前身であるブログ「気が付けば社会不安障害(現メイラックス断薬日記」はアクセスした方の多くにとても参考になったと言われました。当サイトはそのブログから断薬日記部分を抜き出してより分かりやすく構成したものとなっています。
そして当サイトの特徴が断薬期間中の1日目~1年6か月目までの長期間にわたり離脱症状の不快度をレベルで記録したというものがあります。このようなデータはなかなか他にはないと思いますので、多くの方が続けていく上での励みになっていると思います。
離脱症状の辛さってなかなか伝わりませんよね
当サイトを読まれると分かるのですが、私自身は二度の断薬を行っています。二度と言う事から分かるように一回目は失敗に終わりました。13日目でのリタイアです。自分自身かなり我慢強い方だと自負しているのですが、その私がもろくも13日でギブアップしたわけです。
断薬経験者の日記などは少しは読んでいましたが、文字でその辛さを知ってはいたものの初めての世界のため想像がつかないわけです。結果として13日目でリタイアしたわけですが、その理由を今考えるとこんな事かなと考えています。
- あまりにきつくて耐えられなかった
- この症状がいつまで続くか想像がつかず恐怖を感じた
- もしかするともう薬を止められないのではと思った
- 断薬する理由に疑問を抱いてしまった(やめる必要はあるのだろうか?等)
- この症状は一生治らないのではと思った
まあ、だいたいこんな感じでしょうか。断薬をされた方であればこの気持ちはわかると思います。
いざ二度目の断薬へ
そんな私ではありましたが、二度目の断薬は満を持してやりました。実は1回目はほとんど減薬せずにやってしまっていたのです。そのため4か月かけて減薬してから断薬を開始しました。
その時に自分の記録としてレベルを付けていこうと考えたわけです。それらを記載したグラフは月ごとのまとめ記事で紹介しています。
例として一ヶ月目のまとめからグラフだけ紹介しますと以下のような感じです。
レベルの基準ですが、レベル10を一回目に挫折した13日目の辛さにしています。このグラフではまさにレベル10があるわけですが、まさにリタイアしたくなる辛さであった事が分かるはずです。しかし、その後山あり谷ありで月末は比較的楽になっているのが分かると思います。
ただ、このまま楽にさせてくれないのが断薬であるわけですので、この後のグラフは自由にみて頂くとしまして、このサイトではこのように断薬にトライする方が参考になる情報を細かく載せています。
本来は自分がやめないようにするためにやっていたとも言えるのですが、いつのまにかこの記録を多くの方に役立ててほしいという気持ちが強くなったわけです。
これ以外にも時期別の離脱症状一覧など誰もが知りたがる情報などもあります。もちろん私に起こった事であり、誰にでも起こるわけではありません。それでも1年も経過してからこんな症状が起こるのか!等、参考になるはずです。
ブログから断薬成功者が多数出ています
この断薬日記を読まれて断薬に成功された方は多くいらっしゃいます。離脱症状が厳しい時にコメントを書かれる方も多くおり、私の体験談などから私も返信を出来る限り迅速にするようにしていました。
断薬というのは途中で上記にあるような「やめる必要はあるのだろうか?」という思いが出るものだと思っています。この思いこそが断薬を失敗させる大きなものだと思っています。
私は今、抗不安薬を飲んでおりません。もう何年もです。薬を持参し忘れると恐怖する・・・と言う事もありません。そもそも頭にそんな事は思い浮かばないのです。
薬を飲んでいた時は、メイラックスなどに生かされていた感がありましたが、今は自由に生きています。断薬は個人差はありますが、楽なものではありません。しかし、その先には自由で「普通の」世界が待っています。是非頑張って成功させてください。応援しています。
私の経験と記録が多くの方の参考になれば幸いです。
“離脱症状の不快度を1年半分グラフ化しています” に対して4件のコメントがあります。
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お返事ありがとうございます。
管理人さんは自分のした行動については記憶がはっきりしているのですね。
ベンゾジアゼピンの効き方も体質とかによってさまざまなのですかね。
私も芸能人 好きだった芸能人までも名前が思い出せないのあります。
断薬したてのころはやはりひどかったです。
今でもまだあります。
不思議なくらい思い出せないです。
これも気づかぬうちに良くなっていくのですね。
希望をもっていきたいと思います。
きょうこさん、こんばんは。
私の経験では記憶障害は厄介な方ではありますね。軽減したかなと思ったら忘れたころにまた同じレベルまで戻ったりを何度も繰り返していましたので。
ただ、最初は記憶障害の期間がそこそこ長かったのが、治って戻った時にはやや記憶が飛ぶ期間が短くなっていき、またその起こる間隔ものびていく感じですね。
今もこの症状については完治したとは思えないですし、記憶障害については最後まで多少は残るかなとは思っていますが、今現在は自分がどうなってしまうのだろう?というレベルではないので妥協できる範囲だと思っています。
きょうこさんもはやく良くなるといいですね!とにかく信じて頑張りましょう!
はじめまして。
ベンゾジアゼピン 離脱 記憶 で検索していたらこちらのブログにたどり着きました。
私はベンゾジアゼピン系を断薬して2年9ヶ月が経っています。
20年間服用していて、特に断薬までの8年くらいの記憶がずっとおぼろげでした。
あれは夢だったのか?!と思ってしまうくらいです。
ところが最近になって急によみがえるようになりました。
朝起きてぼーっとしている時が多いんですが、「そうだったな・・・」とぞぞぞ~っとします。
(双極性障害と診断名を付けられるほどハイになっていて行動が大胆でした)
思い出すこと自体が体に負担がかかるのか、記憶を処理するのに負担がかかるのか、内容が内容だからか、ひどい疲労感がその後しばらく続きます。
体力が戻ってきたころ、また記憶が蘇る。
その繰り返しです。
記憶障害が回復するのにこういう経過をたどるものなのですか?
管理人さんはどうでしたか?
きょうこさん、はじめまして。
20年間服用とはかなり長いですね。それだけ長期間服用して既に3年近くの断薬をされているとは素晴らしいですね。
私の記憶障害からの復活は「気が付けば・・・よくなっていた」と言う感じだったと思います。私の場合には特に人の名前が思い出せないという状況で、自分の行動などは特に忘れてはいませんでした。
毎日テレビに出てくる芸能人の名前を思い出すようにする「リハビリ」をしていましたね。
ここ最近はもうその時のようなレベルではなく、時間の経過とともに治っているという状況です。
ですのできょうこさんとは結構治り方は違うと思います。
ご参考までに。