聴覚過敏になって分かった「普通」のありがたみ

今回は少し視点を変えてみたいと思います。

聴覚過敏が普通を実感させた

そもそも社会不安障害(SAD)の方にとって「普通」でいられる事はあまりないと思います。

自分が苦手なシーン(人前で話す、書く、その他)においては尋常ではない不快な症状が出てきて、生活に影響を及ぼすわけですから、そもそも普通に何事もなく生活できるという状態はまさに理想だと思います。

私もそうですが、何の問題もない普通の日というのは、それだけで幸せだなと感じられるものです。これは実際にこの症状に困っている方であれば納得できるでしょう。

そんな私ではありますが、聴覚過敏によって、通常とは違う普通のありがたさを感じるようになりました。それまでは好きな音楽を携帯型音楽プレイヤーなどで聴いていたわけですが、メイラックス断薬に始まった離脱症状を原因とする聴覚過敏にはほとほと悩まされています。

音がまともに聴けないのです。水のぶつかる音さえも耳に刺さり、結果として脳が震える感覚になるのですが、この症状と出会った初日はまさに地獄でした。経験した事もない不快な症状でとにかく普段の何気ない音がこんなに怖いと思ったこともありません。

今の私はといえば、この聴覚過敏のセンサー(感度)は日々かなり異なるため、感度が弱い日は普通に今まで通り、イヤフォンを通じて音楽を聴くことができます。少しだけ大きく音楽を聴ける日には、物凄く幸せを感じたりします。全くもって普通の話なわけですが、こんな日常にさえも感謝したくなる状態なわけです。

さて、こんな事を書くと、離脱症状は怖い・・・と思う方もいるでしょう。まあ、怖くない事はないですが、今の私は聴覚過敏の状態に大分慣れてきましたので、それなりに対処法を体得してきたと思います。そのため、この症状に出会った初日に比べればほとんど気にしない日が続いています。良いか悪いかは別として日常になったようなものです。

全くこの症状がない事はないですが、MAX感度でなければ、ほとんど対応可能だと思っています。電話では受話器を離して電話するとかですね^^

本日は断薬94日目ですが、ここまで来ると、今の状態が日常になってきます。断薬は怖いと思うかもしれませんが(既に離脱症状に苦しんでいる方もいるかもしれませんが)、経験として辛いのは

「すべての症状のそれぞれの初日」

だと思います。初日はまさに未知の症状なのでとにかく不快ですし、不安です。しかし、それを繰り返すと慣れとともに、対処法が分かってきます。今思うに、最初の2週間で断薬の挫折をする方が多いのは、この初回が重なる時期だからではとも思っています。その時期に比べれば、今の時期は大分楽だと思います。

少しでも参考になれば^^